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OANDA オープンオーダーブックについて(その5)

オープンオーダーブックを使ったFXトレード手法

オープンオーダーブックを使ったFXトレード手法は以下の4つがあります。

オープンオーダーのトレード手法

指値と逆指値のどちらが多いのかを分析し、相場を予想する手法です。

それでは詳しくみていきましょう。

売り指値が買い逆指値より多い時

一つ目は、売り指値が買い逆指値より多い時です。

 

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これは、価格が上昇したら「新規の売り」または「利益確定の売り」をしたい人が多いことを意味しており、その水準で価格が反転する可能性があります。

つまり、売り指値注文が多い水準で『逆張りの売り』を仕掛ければ優位性のあるトレードができます。

買い逆指値が売り指値より多い時

二つ目は買い逆指値が売り指値より多い時です。

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この場合は、価格が上昇したら「売りポジションを損切りしたい」人が多いことを意味しており、その水準で損切りを巻き込んだ買いが発生しさらに価格が勢いよく上昇する可能性があります。

つまり、その場面を狙って『順張りの買い』を仕掛けるのです。

売り逆指値が買い指値より多い時

三つ目は、売り逆指値が買い指値より多い時です。

 

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この場合も二つ目のパータンと逆で、価格が下落したら「買いのポジションを損切りしたい」人が多いことを意味しており、その水準で更に価格が下落する可能性があります。

よって、損切りの売りが多発する場面を狙った『順張りの売り』を仕掛けることが出来ます。

買い指値が売り逆指値より多い時

最後は、買い指値が売り逆指値より多い時です。

 

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これも一つ目のパターンとは逆で、価格が下落したら「新規で買いを入れたい」「売りポジションを利益確定したい」人が多く、価格が下げ止まり反転する可能性を示唆します。

よって、その水準で価格が下げ止まり、反転するようなら『逆張りの買い』を仕掛ければいいのです。

オープンオーダーを相性の良いテクニカル分析

オープンオーダーに加えて、水平線やトレンドラインなどのテクニカル分析を一緒に使うことで、よりトレードの勝率を上げることが出来ます。

例えば、水平線(サポート・レジスタンスライン)とオープンオーダーの水準が重なった時は、より優位性の高いポイントと言えます。

相場が反転する確率も上がりますし、さらにトレンドがでる可能性も高まるでしょう。

記事:【圧倒的に稼ぐ!】水平線の正しい引き方とFXトレード手法を解説

 

水平線やトレンドラインについて深く学習したい人は、以下の教材「ラインの王道」もご利用ください。

記事:FXテクニカル分析の学習教材「ラインの王道」を口座開設でプレゼント

オープンポジションの見方

今度は、オープンポジションの見方を説明していきます。

オープンポジションは、「どの価格」で「どれくらいのポジションが作られたか」を可視化したツールです。

こちらも、買いと売り、現在価格を境に4つの領域で構成されています。

まずは、それぞれの領域の意味を理解しましょう。

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オープンポジションの見方

  • 含み益がある売りポジション
  • 含み損がある買いポジション
  • 含み損がある売りポジション
  • 含み益がある買いポジション

 

例えば、③含み損ありの売りポジションが多い場合、価格が下落すると思って売りを仕掛けたけど、予想に反して上昇してしまい含み損を抱えている投資家が多いことを意味します。

一方、もし④含み益ありの買いポジションが多い場合、上昇すると思って買いを仕掛けた投資家が、予想通りの展開となり含み益を抱えて「いつ利益確定しようかな」と考えている心理状態と予想できます。

オープンポジションを使ったFXトレード手法

では、オープンポジションを使って、FXトレードにどのように活用できるのでしょうか?

オープンオーダーの方がより具体的なトレード戦略がありますが、オープンポジションも以下のような使い方ができます。

オープンポジションの使い方

  • トレンドが発生した場合の勢いを予想する

ポジション状況からトレンドを予想

相場のトレンドが一番発生しやすいのは、「新規注文」「損切り注文」の両方が同時に発生する場面です。

例えば、投資家全体が買いポジションを持っており、売りポジションがほとんどないケースを考えましょう(※下図では売りポジションがややありますが、これが少ないほど理想的な状態です)。

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ここで、想定外の経済・金融イベントが発生し、相場が下落するとどうなるでしょうか?

まず、売りポジションが無いので、様子見をしていた投資家は売りを仕掛けます。

一方、相場が上昇すると考えて買いを仕掛けていた投資家は、含み損がどんどん膨らみ、いつかは損切りをしないといけません。

誰が考えても相場が下落すると思える時、買いポジションを持っている投資家はどうするか?

賢明な投資家であれば少しでも損失を小さく抑えるために、損切り(売り)をします。

つまり、「新規売り」と「損切りの売り」が同時多発的に発生し、相場が一気に下落していきます。

まとめ

オープンオーダー・ポジションは、OANDA JAPANが提供する相場分析ツールです。

OANDAが世界中に抱える投資家のオーダー状況やポジション状況を一目で把握することができます。

誰でも使用できますが、口座開設をすればより高頻度で正確な情報を取得できます。

OANDAのオープンオーダー・ポジションを使ったFXトレード手法を解説しました。

更に勝率を上げるには、水平線やトレンドラインなどのテクニカル分析を一緒に活用するようにしましょう。